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〇 下山された観音菩薩
家の近くにある柴又帝釈天の一角に、観音菩薩と大日如来が屋根の下に鎮座されています。
この観音菩薩は、このお寺よりも歴史が古く、室町時代に富士山頂に奉納され、長く崇敬を受けていた仏像だそうです。 しかし、廃仏毀釈の際に富士山から下山され、今ではこの下町のお寺の一角で、訪れる皆さんを見守っているかのように鎮座されています。
「富士山の山頂は気候がひどいので、こちらのほうがいいんじゃないですか?」
とは、私の勝手な意見です。
2026年8月27日
〇 キノコ
公園でキノコを見つけると、その姿や色に面白味を感じると同時に、なぜかすぐに「食べられるのか?」と調べてしまいます……変ですかね?
昔、野草を摘んでいる人がいたので話を聞いたところ、「私は野菜は買わない、ここ(水元公園)で調達する」と言われ、少し驚くとともに、畏敬の念を抱きました。
ちなみに、これは毒キノコです(オオシロカラカサタケ)。
2026年8月23日
〇 現代刀職展
やはり若い芸術家は圧倒的に不利だと思います。過去の偉人たちと比べられるのですから……。しかし、この刀剣の世界では、若い作家が過去の技術を復興しながら、少しずつ前に進んでいっているのが分かります。
毎年見ていると、それぞれの作家の個性や特徴も少しずつ見えてきて、とても面白いです。 高見國一さん、小宮國天さん、来年も楽しみにしています。
2026年8月15日
〇 精力善用
昨日の富士登山で、いろいろと考えさせられる場面がありました。
フルマラソンでも富士登山でも、終盤になると苦しんでいる人や、倒れて動けなくなっている人を見かけます。多くの人は「自己責任」と割り切り、自分の目的に向かって進んでいきます。
昨日は九合目で、うずくまって動けなくなっている年配の女性がいました。すると、外国人の若者がカタコトの日本語で「私が荷物を持つから、あと少しだから一緒に頂上まで行こう!」と声をかけていました。
その姿に、ふと心を動かされ、中学生のころ柔道の先生がよく言っていた「精力善用」という言葉を思い出しました。最近、電車でもお年寄りに自然に席を譲る外国の方を見かけます。
いろいろと考えさせられる山行でした……
2026年8月8日
〇 富士山
今年もまた富士山に登ってきました。天気は微妙でしたが、五合目から上は雲がなく、雲海を眺めながらの素晴らしい山行になりました。
富士登山のほとんどを富士宮口から登ってきましたが、8回目にして初めて吉田口へ。五合目の小御嶽神社でご来光を見て、丹沢、秩父、八ヶ岳、北アルプス、南アルプスなどの山々を眺めながら登るのは新鮮でした。
しかし、頂上の久須志神社に着くころには天気が崩れそうになり、そこで撤退。五合目まで戻ったところで豪雨となりました。
海を眺めながら登る富士宮口と、山々を眺めながら登る吉田口。どちらも素晴らしいコースです。
ちなみに、頂上のカップラーメンがついに1200円になっていました……。
(吉田口五合目・小御嶽神社横からの朝日)
2026年8月7日
〇 明日の神話(岡本太郎)
脈動するエネルギーの塊のような絵です。今にも動き出し、火を噴き、世界を焼き尽くしてしまいそうな生命力を感じます。
多くの人が行き交う渋谷駅の連絡通路に、この地獄を思わせるような巨大な絵があります。
平和な歓楽街への冷や水のような作品です。私には、一休が正月に掲げた髑髏のようにも見えます……「されば用心、用心。」
私はこの絵が大好きです。
(渋谷駅 JR線と京王井の頭線を結ぶ連絡通路)
2026年7月28日
〇 メタセコイア
樹木は種類によって姿が千差万別ですが、その中でもメタセコイアは、まっすぐ天へ伸びる姿が実に美しく、まるで空を支える柱のようです。
(東京都がしっかり手入れをしているからでもありますが……)
この樹木は太古に絶滅したと考えられていましたが、中国の奥地で生存が確認されました。あまりにも端正な姿をしているので、人間が観賞用に作り出した樹木ではないかと思ってしまうほどです。
(水元公園)
2026年7月14日
〇 雫
朝露が光を集めて草の上で輝いていました。あまりにも美しく光るので、思わず触れてみたくなり、手を伸ばすと、音もなく落ちてしまいました。
ふと視界を広げると、同じような光景が一面に広がっています。
ミクロにも、マクロにも、美しさに包まれた半径3メートルの空間でした。
(水元公園)
2026年6月28日
〇 石田徹也展 "Wada Fine Arts"
"Wada Fine Arts"様のギャラリーで、石田さんの真筆の絵を4点も拝見させていただきました。
これらの作品の存在は以前から知っていたのですが、まさか実物がここにあるとは思いませんでした。また少し、石田さんの人生の記録に触れることができたような気がします。
本当に今年は、石田さんの作品をいろいろな場所で目にします。
亡くなられてから20年。なぜあなたが死に、なぜ私が生きているのか。
2026年6月16日
〇 大菩薩嶺
久しぶりに大菩薩嶺へ登ることができました。とても気持ちの良い山で、冬になると東京からもよく見え、甲府の壁のように見えます。
本日も東京とは反対側に甲府盆地が大きく広がって見えました。冬のよく晴れた日には、関東平野と甲府盆地の両方を見渡すことができます。
本日は天気にも恵まれ、富士山もまだ雪を残した素晴らしい姿を見せてくれました。いつも見ている奥多摩三山が逆側から見えるのも不思議な感覚です。
清々しい空気と美しい風景に恵まれた、素晴らしい山行でした。
2026年6月16日
〇 GHOST IN THE SHELL ▲ 攻殻機動隊
対話の相手がAIであったり、人間以外のものが創造を行うようになってきたこの頃、私はこの映画をよく思い出します。
個人の思念が世の電子記録にまぎれ込み活動を起こす。個人とは記憶にほかならない。DNAもまた、プログラムと同じものではないか?(しかも個人ではなく自然発生したものだという?)
今、投資の矛先はAIへと向かい、データセンターが恐ろしいほど建設されています。これから世界の電子的な記憶量はさらに増えていくのでしょう。そこに記録されるのは人の記憶にほかなりません。
私はどこにいるのか? あなたは人なのか? プログラムなのか? それとも神なのか?
2026年6月6日
〇 ミカロユス・チュルリョーニス 2
チュルリョーニス展に、また足を運びました。これで2回目です。
チュルリョーニスは、リトアニアの音楽家であり画家でもあります。エジプト美術など異国の神秘性を取り入れたような絵画には強いメッセージと、それぞれの音楽が流れてくるように感じました。
1911年に亡くなった作家ですが、現代作家の作品のような印象を受けます。
これらの作品はあなたの心にも深く突き刺さる矢である可能性が高いと思っています。
2026年5月19日
〇 形而上学(アリストテレス)
20年くらい前に、なんとなく手に取った2300年前の文章群、難しくてすべては読めてないですが……
この著者の素晴らしいところは、この世のあらゆるものを神に頼らず、人間の言葉だけで解説しようとする気概にあります。時折出てくる脇道のような話もおもしろく、私は「ピタゴラスの徒」に興味を持つきっかけにもなりました。
第1巻の最初
「すべての人間は生まれつき、知ることを欲する」
第1巻の最後
「(この書は)我々の問題を解決するのに役立つ何ものかがえられよう」
根源(アルケー)に目を向ける気概のある方は。
2026年5月15日
〇 四つ葉のクローバー
公園で走り疲れて、ねそべって横を見たら四つ葉のクローバー。
植物の遺伝子のエラー?吉兆?
2026年5月12日
〇 蓮
泥の中から、この世のものとは思えない美しい花が咲く、そして昼には再びつぼみへと戻る。
ときおり花が揺れるのは、その下で魚が花を揺らしているからなのでしょう……。
(早朝、水元公園)
2026年5月7日
